最近人気上昇中のコザクラインコさん。
まるまるした体系も顔も愛らしくてとってもかわいいですよね。
最近は個人で動画をアップしたり楽しまれるようになって、
ずいぶん目にするようになりました。
「見た目もかわいいし、インコだし、簡単に飼えそう!」
と思っているあなた! ちょっとお待ちください!
思いのほかコザクラインコには大変な部分もあります!
私がコザクラインコを飼ってみて、大変なことは大きく3つ。
・大きな鳴き声
・暴化する鋭い口ばし
・飛び散る毛とフン
そこで、今回は、わが家のコザクラインコの飼育経験から実感している
コザクラインコの大変さと、できる対処をお伝えしたいと思います。
騒音級の激しく大きくけたたましい鳴き声
ふだんはかわいい鳴き声でも、スイッチが入るとけたたましい高音を発するコザクラインコ。
なぜ、高音スイッチが入るのか。
理由としては、危険信号の場合もあるのかもしれませんが、
うちの鳥たちの場合は、大体が、
「止まり木が落ちたーっ!」
「ブランコ落ちたーっ!」
「(好きな)エサが足りなーいっ!」
「ひまだーっ!かまえーっ!」
など、困っていることを伝えるために叫んでいることが多かったです。
(だいたい全部が自分のしわざですけどね。)
いずれにしても、とりあえず高音鳴きをすれば母が来ると思っているようで
ある意味でとても賢いですね。
家族の話では、私が休みの日は特にうるさいとのこと…。
これは、完全に要求鳴きですね。
現在、わが家にいる17歳のコザクラインコの日常をお伝えすると…
外のすずめの声に反応して、一緒になってお話しているのか、
ひとり言が盛り上がってきて、そのうち高音を発している…
ということがしばしば見受けられます。
以前、関東圏から里親募集で譲り受けた子は、
なにやら警報器を鳴らしてしまうほどのやかましさだったとか。
わが家は地方の田舎ですので、
鳥の鳴き声で苦情が来るなんてことはめったにありませんが、
人口の多い都会では、苦情の原因になるかもしれませんね。
鳴き声の対処方法としてできること。
① 音の響きを緩和するために、ゲージの置き場所に気を配る。
② ゲージの中におもちゃを入れて、ストレスを発散できるようにする。
③ 秘策(どうしようもない時):鳥かごに布をかぶせてお休みモードにする。
※できるだけ鳴き声の気にならない環境や、とりさんが鳴かずに居れる環境を整えることが最優先ですが、なかなか難しいのが本音です。
うちの老鳥は夕方(15:30ころ)には騒がしくなってきて、鳥かごに布をかぶせるように要求します。(とりさんも歳をとると早く寝たいのかもしれませんね)
しらないうちに鴨居が! 泊まり木を破壊する恐ろしい口ばし
私が過去に飼ったことのある鳥は
セキセイインコ・コザクラインコ・すずめ・ひよこ(→にわとり)ですが、
どの鳥も、とりあえず嚙まれたりつつかれたら痛いです。
当然ですが、体が大きくなればなるほど、噛む(つつく)力も強くなりますね。
コザクラインコが底意地を出して(悪意をもって)噛むと血を見ます
私の鳥の飼育全盛期のころは、放鳥の時間を作っていて、みんな好き勝手にあちこち飛んでいました。
掃除の際に、鴨居がボロボロにかじり削られているのを発見!
しらないうちにせっせとお仕事してたんですね…。
鳥かごの中の止まり木でさえ、かじり倒してボロボロにして落とす強いくちばし。
かじれるおもちゃを与えても、放鳥するとそこら中で破壊活動。
かじるのは、ストレスが原因など言われたりしますが、詳しい理由はわかりません。
うちの鳥たちに限っては、遊びで削っているとしか思っていませんでした。
破壊の大魔王たちへの対応(抵抗?)として、せめてできることは?
① 鳥かごの中にかじりやすいおもちゃを設置する。
② 鳥かごから出す前に、かじられたら困るものは片付けておく。
※アイテムとして、カトルボーン(イカの甲)というカルシウムやミネラルが豊富な副食があります。
ゲージに取り付けて、ガシガシ削りながら楽しんで、不足しがちな栄養を摂取してもらうなんて、とっても良いアイテムですが、まったく興味を持たないとりさんもいました。
同じかじる行為でも、巣作りのためのメスの習性はかわいくて面白いです。
上手に紙を均等な幅で10cm程度の長さにかじりそろえて、
尾羽に挟み込んで、まるで飾り羽にして着飾っているよう。
本来なら、それを巣箱に運んで巣作り…となるんでしょうけど、
実際は飛び立つとそこら中に散らかります…。
昔、初めてコザクラインコを飼ったとき、当時小学生だった妹が、楽しく放鳥。
出しっぱなしの教科書が見事無残に嚙みちぎられていたことがあります(笑)。
放鳥するときは大事な書類は片づけておくことをおすすめします。
性格や懐き具合にもよりますが、繁殖期のメスは特に注意が必要です。
コザクラインコも子育て中などは気が立っています。
エサや水替えですら怒り顔で飛びかかってかじりついてきます。
どんな動物でも母となると強くなるものですね。
怒った顔はかわいくて大好きなのですが、確実に血を見ます…(泣)
結構たいへん!あちこち飛び散る羽とフン
鳥さんはトイレのしつけができません。
むしろ敵に場所を知られないように飛んでフンをするようなもの。
さすがにコザクラインコは飛びながらフンをすることはありませんでしたが、
…どこでもします。お気に入りの場所でもします。
こればっかりは仕方ないですね。
気づかずに放置してるとカビカビになってしまうので要注意。
フンをしたらすぐに拭き取るようにしましょう。
それから、思った以上に大変だったのが抜け舞う羽毛。
こと換羽期はひどいものです。
放鳥時ももちろん抜けますが、ゲージの中でも毛づくろいしていて毛が抜けています。
何かのタイミングでバタバタと羽を羽ばたかせられると
ゲージの外側にたくさん羽毛や粉(?)が散らかります。
換羽期はとくにまめに掃除しないと大変なことになります。
フンや羽の抜け毛の散乱の対応策として
① 鳥かごに羽根を取り込めるように、散乱防止ネットを設置する。
② 鳥かごの床に新聞紙を敷いて、羽根の掃除を簡単にする。
③ 放鳥時のフンや抜け毛はあきらめて、鳥かごに戻した後に掃除する。
じつは、鳥かごの掃除は、なかなかたいへん。
わが家の鳥さん飼育全盛期のころは、鳥かごが大8個+αだったので、
天気の良い休日は大仕事でした。
当時の鳥かごのフン受け皿の部分が浅くて、
敷いていた新聞紙をうまいこと噛みちぎってしまうし、
そのおかげで新聞紙はメタメタになって受け皿が汚れるし…。
ほんとうに大仕事でした。
今思うと、われながら、よくあんなにお世話できてたなぁと思います(笑)
あれから、どんどん鳥さんたちがお星さまになって、
今はたったの1羽しかいませんが、お世話はあいかわらず。
ですが!
私が長年悩まされていたお世話が、劇的に楽になった鳥かごを見つけたんです!!
鳥かごの上と前後ろ部分がプラスチックになっていて、
抜け毛やえさの飛び散りも軽減されるし、
左右にはヒーターも設置できる仕様なので、冬の寒さ対策も安心!
そのうえ、深底で、受け皿に敷いている新聞紙もいたずらできない!
もう、本当に助かってます!これは実体験から絶対おすすめできます!
まとめ
今回は私がコザクラインコを飼ってみて大変だったことをお伝えしました。
見た目とはうらはらにやかましかったり、狂暴だったり…。
意外と毛が飛び舞うし、トイレのしつけは無理だし…。
いずれにしても、
どんなペットをお迎えしても大変なことはありますよね。
でも、飼ってしまえば、かけがえのない家族です。
なので、『こういったこともあるんだぁ』と知ってもらって
かわいいコザクラインコをお迎えしてほしいと思います。
余談ですが、
うちの長寿のコザクラインコは、私が家のどこかでくしゃみやせきをすると
「ぴぴぴっ!」と鳴き声を上げて、「だいじょぶかっ?」と心配してくれます(と思ってる)。
じぃなので17時前後にはゲージを覆いますが、
私が夜寝る前に「おやすみ」と声を掛けると
「きっ。」と小声で、時に「キキキッ!」と返事をしてくれます。
もしかして「うるせっ」と言ってるだけなのかも(笑)
こんな何気ないやり取りも小さな幸せです♪
かわいいだけじゃすまされないけど、コザクラLOVEな仲間が増えるとうれしいです!
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